8日【diary】2011:10:11:23:55:50
October 11, 2011 11:55 PM
今日は何となく暖かかった佐久地域です。
連休中はお店を営業できなくて、申し訳ありませんでした。
8日土曜は軽井沢にあります脇田美術館で行われた、
「木のデザイン」展の受賞パーティーと、シンポジウムに伺っていました。
落葉松の利用を見据えた作品のコンペです。
大賞の作品は、落葉松の特性を生かした、
文句なく素晴らしい作品でした。
シンポジウムには、フィンランドの家具メーカー
「NIKARI」の創設者、カリ・ヴィルタネン氏と、
ウィーン工科大学建築学部教授、クラウス・ツベルガー氏が来日して、
お話しを聞かせて頂きました。
カリ・ヴィルタネン氏は、日本とフィンランドの文化的共通点から、
自社の家具デザインや生産に関すること、アアルトとの仕事から学んだ事、
フィスカルス村の事など、 色々と学べる事も多かったです。
クラウス・ツベルガー氏は、材料としての落葉松だけでなく、
宗教的な価値観、崇拝の対象としての落葉松、芸術の中での存在など、
様々な切り口で、落葉松という木と解説して頂きました。
非常に面白いお話しでしたよ。
連休ですね。【diary】2011:10:07:22:24:35
October 7, 2011 10:24 PM
秋を感じる佐久地域、稲刈りも終盤の今日この頃、
3連休は皆さまどうお過ごしになりますか?
誠に勝手ながら、この3連休、お店お休みさせて頂きます。
大変申し訳ありません。3日とも外での予定が入っていまして…。
そんな中、 10日月曜は、佐久市のコスモホールにて開催されます、
チャリティーイベント 「森の紡ぎ市」に木工教室で参加させて頂きます。
内容は、スツールのデザインと制作、鍋敷き作りを予定しています。
スツールは、費用5,000円、所要時間1~2時間、限定5脚、
鍋敷きは、費用1,500円、所要時間30分~1時間、限定10枚です。
どちらも、何種類かの木を用意しています。サイズもバラバラです。
早い人勝ちです。
これはスツールのサンプルです。
初心者様も大丈夫。作業は簡単な木材加工と仕上げです。
無垢材を贅沢に用いて、天然オイルで仕上げます。
是非ご参加ください。どうぞ宜しくお願いします。
ひさびさ。【collection】2011:09:25:18:12:13
September 25, 2011 6:12 PM
気が付けば9月も終わりに近づき、
辺りも秋の色合いに変わりつつある今日この頃、
更新が大分久しぶりになっていました。
ネモファニチャーのショップも、プレオープン期間を含め、
丸2年が経ちました。 感謝しかありません。ありがとうございます。
色々な幸せと創造を掻き立てる様な楽しい店でありたいと思っています。
これからも宜しくお願いいたします。
いまアトリエではクローゼット内の収納一式を制作中です。
納品する部屋が入口が狭いので、分割して制作しています。
シナのクリア塗装仕上げの予定です。
これは以前制作したシナのクリア仕上げです。こんな感じになる予定です。
白木の家具もキレイです。シナクリアは個人的には好きな仕上げです。
同時進行でジュエリーケースを制作しています。
お客さんの娘さんの結婚祝いだそうで、
本体は輸入規制前に入手したホンジュラスマホガニーの端材が
丁度良いくらい残っていたので、それを使っています。
交錯杢理がキラキラと美しく、何とも温かみのある色合いです。
内部はメープルを使用します。
結構大きくて、らしからぬ形になりそうです。
鈴木玄太グラス展の・・・【diary】2011:09:04:17:57:46
September 4, 2011 5:57 PM
小海町高原美術館で今日まで開催されていた、
鈴木玄太グラス展。
作品は清々しい色合いと、様々な質感を見せるもので、
工芸家の家に生まれ、多くの国で経験を得た作者の作風の幅も見れました。
インスタレーションとしても、繊細なグラスの持つ光と影を映す特徴を使った、
見ごたえのあるもので、とてもよい作品展でした。
その中で、写真の一番下にある赤い淵のグラスのインスタレーション。
これは、今回の展示用に500個!制作したそうですが、
なんとこれをウチの店で販売します!。
時期はまだ未定ですが、先日、作者の鈴木氏が来店して下さり、
販売を快諾して頂きました。
お楽しみに。
小海町らんたんフェス【diary】2011:09:04:17:36:45
September 4, 2011 5:36 PM
長野県小海町では、小海町高原美術館の主催で、
ドイツの「バウハウス」で行われていた、
「ラターネン・フェスト」を模したイベントを行っており、
今年は9回目になります。
小学生やその親、楽しいこと好きな職人などが、
自作でランタンを作り、みんなで町を練り歩いた後、
審査表彰を行うという内容です。このイベントに、
私の参加しているデザインコミュニティーの一員という名目で、
審査員にお招きいただきました。
「ランタンを作るのが楽しそうですね」と話したところ、
小学生が制作する授業に臨時講師で呼んで頂きました。
小学生との図工の授業、すごく楽しかったです。
自由な発想で、楽しく作っていました。こっちが学ぶ事もありました。
しかしながら、本番は台風の影響で中止に・・・。
みんな一生懸命作ったのに・・・。でも、
お披露目の機会は、また用意されるみたいです。良かったです。
ご無沙汰でした。【diary】2011:09:04:17:21:11
September 4, 2011 5:21 PM
大分長い間更新をしていませんでしたね。
記事にしたい事は沢山あったのですが・・・、
タイムラグありですみません。
簡単曲げ木講習会について。
先輩木工家と簡単曲げ木講習会を行いました。
勿論私は受講生です。
曲げ木は、木に水分と熱を含ませて弾性を持たせ、
曲げ用の型に当てて固定し、乾燥させる、というのが大まかな方法ですが、
細かな方法は、メーカー、個人作家みな少しずつ違うところがあるようです。
また、樹種によっても向き不向きありますし、
同じ樹種でも、乾燥状態や目の通りでも、曲がりに影響してくるようです。
通常は、部材丸ごとお湯やスチーム室で
煮るなり蒸すなりするのでしょうが、
この簡単曲げ木は、部材の曲げたい部分に、
水をたっぷりと含ませた布を巻き、アルミホイルを巻きます。
その上からアイロンで加熱します。
十分に熱を帯びて、蒸気が上がるくらいまで蒸します。
その後、型に合わせて曲げながらクランピングして、乾燥します。
これは簡単で便利な工法です。受講して良かったですよ。
一番興味があったのは、部材内部がどんな状態だったのか、です。
そこで、切って断面を見てみました。
見る限り表面3mm位は濡れていますが、
それより内側は濡れてなさそうですね。
ところが触れてみると、蒸気が上がるのを感じます。熱もあります。
この表面の濡れている部分がもっと内側まで行けば、
曲げる作業は楽になるでしょうし、
曲げるRも小さくできるのかもしれませんね。
勉強になりました。