ご無沙汰でした。【diary】2011:09:04:17:21:11
September 4, 2011 5:21 PM
大分長い間更新をしていませんでしたね。
記事にしたい事は沢山あったのですが・・・、
タイムラグありですみません。
簡単曲げ木講習会について。
先輩木工家と簡単曲げ木講習会を行いました。
勿論私は受講生です。
曲げ木は、木に水分と熱を含ませて弾性を持たせ、
曲げ用の型に当てて固定し、乾燥させる、というのが大まかな方法ですが、
細かな方法は、メーカー、個人作家みな少しずつ違うところがあるようです。
また、樹種によっても向き不向きありますし、
同じ樹種でも、乾燥状態や目の通りでも、曲がりに影響してくるようです。
通常は、部材丸ごとお湯やスチーム室で
煮るなり蒸すなりするのでしょうが、
この簡単曲げ木は、部材の曲げたい部分に、
水をたっぷりと含ませた布を巻き、アルミホイルを巻きます。
その上からアイロンで加熱します。
十分に熱を帯びて、蒸気が上がるくらいまで蒸します。
その後、型に合わせて曲げながらクランピングして、乾燥します。
これは簡単で便利な工法です。受講して良かったですよ。
一番興味があったのは、部材内部がどんな状態だったのか、です。
そこで、切って断面を見てみました。
見る限り表面3mm位は濡れていますが、
それより内側は濡れてなさそうですね。
ところが触れてみると、蒸気が上がるのを感じます。熱もあります。
この表面の濡れている部分がもっと内側まで行けば、
曲げる作業は楽になるでしょうし、
曲げるRも小さくできるのかもしれませんね。
勉強になりました。