木製品を作る人はみんなそうだと思いますが、

私も同じように、

なるべく節や割れ、裂け、ヤニ溜まり、変色などがない、

良い部分をできるだけ選び、正面の部分に

中でも良いものをもってくる作り方をしてきたのですが、

それら欠点とされる部分も、「味」と言う 人が多いのも確かで、

構わず使って、それがまた良い雰囲気を出しているものも多いです。

欠点とするか味とするかは、人それぞれですが、

個性として見るなら、材料を選ぶ必要はないのかもしれません。

ただ必要なことは、構造的に不良でないことだけです。

少しの欠点で使えない材料は、ちょっともったいないですしね。

とはいえ、なかなか難しいです。

カーサ・ブルータスの柳宗理特集号を見てました。

柳さんのデザインは、なんとなくデザイン自体が

近くにある感じがします。

自分がついていけないのか、近代的なものには

すごく遠く感じるデザインもあるんです。

どちらかというと、前者が好きです。

かなり涼しくなってきました。

暑いのか寒いのかよくわかりません。体調管理の難しい季節です。

中断していたシェルフですが、塗装をあと１工程で、もうすぐ完成します。

墨汁で着色し、オイルフィニッシュしています。

メープルを黒に着色なんて・・・と思う方もいるかもしれませんが、

炭っぽい感じを出すために、ベースは白い方が良かったんです。

炭のシルバーっぽく見えるのを出したかったんです。

和家具的な雰囲気もある感じに上がりそうです。

またHPにもアップします。

世の中放り出しだの、偽装だの何なんでしょうかね。

そりゃ、一般人は何も知る必要はないと、色々たくらんだり、

商売だって、騙し騙されが今に始まったことじゃないのは分かりますが、

騙されるのは悔しいし、騙すのは心苦しいものだと思っていました。

でも、そんなこと関係ない人もいるのが現実なんです。

まぁ、仕方ないですよ。こんなに沢山人がいるんだから（笑）。

ただそれは、彼らも何かを守るために、自然とやっていることだと思うんです。

方向が間違っているだけだと思うんです。

もっと、幸せな方法を一生懸命やりたいと思っています。

冬以外は、戸や窓を開けて作業をしているので、

いろんな来客があるのですが、今日はこんなの来ました。

イナゴ２匹。

今日は暑かったので、アトリエで涼んでました。

コンテナに止まったまま、作業していてもお構いなしといった感じ。

後でどこかに行ってしまいました。

メープルは重い。腰がつらい。

あんまりデカイのはきついです。

でもツルツルです。カッタイです。

組立のときは、接着剤の乾燥と競争です。

重くて硬いのが手古摺らせてくれます（笑）。