ウレタンか、オイルか、それとも?【collection】2008:03:15:21:27:22
March 15, 2008 9:27 PM
ウレタン塗装か、オイルフィニッシュか。
どんな家具屋も購入者も、必ず迷ったことのある項目じゃないでしょうか。
それぞれのメリットデメリットを考慮すれば、選択は簡単なのですが、でもなぁって。
それで、私がスタンダードにしている使用は、下地はウレタン、仕上げはラッカーです。
オイルは、なにより仕上がりの質感はとても良く補修も楽ですが、メンテも必要ですしコストもかかります。
汚れがつきにくいとはいえ、薬品関係や熱にはあまり耐えられません。
ウレタンは、中程度の塗膜厚で硬く、薬品や熱にも耐えられます。 その代わり、木の質感は薄まります。
傷は付きにくく、メンテはほぼフリーですが、補修はかなり大掛かりになります。
ラッカーは、薄い塗膜を持たせつつ木の質感を保ち、透明度が高い塗装です。でも、 薬品や熱には弱く、
ウレタンより塗膜の劣化もします。シンナーで再溶解するので、補修はきれいにできます。
ちなみに、3種とも健康にはなんら問題ありません。
で、「面倒無しでよい状態を持続したいが、質感を無視できない」 が、ウレタン+ラッカーの理由です。
でも実際、仕上げをウレタンで行くのと、ラッカーにするのと、質感の差はそれほど大きくは無いです。
なので、テーブルはウレタン仕上げ、椅子、キャビネットはウレタン+ラッカー仕上げとしています。
個人的には、ラッカー下地ラッカー仕上げを、痛んだらリフレッシュ(再塗装)しながら 維持するのが
ベストだと思っています。傷や汚れをあまり気にせずに、良い状態を保てますし、
質感もそんなに損ないません。ラッカーは、今となっては陰も薄いですが、
実はとても良い仕上がりをみせます。
プロトやリミテッドは、どんな使用状況におかれるかが予想できないので、
やっぱり、ウレタンになってしましますが、
今回のサイドボードは思い切って全ラッカー行ってみようかと思ってます。