木材は切ない【diary】2008:02:15:22:04:59
February 15, 2008 10:04 PM
突然ですが、
今後わたしはマホガニーの使用を控えようと思います。
コレクションの家具のマホガニーで最後です。決めました。
変わりに、チェリーを使用します。
たまに木材を加工していて、ふと板の目を見て、切なくなるときがあります。
私のような青二才に、何十年も何百年も生き抜いてきた成果を、
家具にされているんです。 でも、ものを言うこともなく、美しい表情を出す。
申し訳ないような、有難いような、切ない感じです。
木材として素晴らしい種のマホガニーと、それに近い俗にマホガニーの名のものは、
もう絶滅危惧種です。本物は、もうほぼ絶滅してしまっています。
既になかったキューバマホガニーも、過去に使ったホンジュラスマホガニーもそれです。
まだあるアフリカマホガニーを使おうかとも思いましたが、やめます。
供給状況を見ながら、絶滅しないものを使おうと思います。
チーク、チェリーは好きなので、ずっと使えるといいんですけどね。
チェリー、メープル、ブラックウォルナットあたりは、まだ大丈夫みたいです。
(本当は地物でいい広葉樹が、安定して出れば、それを使いたい気持ちはあります。 )
だから、ネモ家具に限らず、長いこと傷だらけになりながらでも、使っていきたいし、
使って欲しいと思います。